コーヒーおかわり

データサイエンティストを目指す大学院生の日記。

日商簿記2級合格。可視化とふりかえり

日商簿記2級に合格した

  • 2019/3/27 全国の合格率が発表されたので情報を修正しました。

    簿記2級ギリギリ合格した(70点/100点中)
    簿記2級ギリギリ合格

内定先の会社から入社までに簿記2級を取得するように言われ、日商簿記2級(第151回)を受験した。第151回は、ひどい回だった。過去問で全くみたことのないような問題(しかも、処理量が多い問題)が設問3で出題され、Twitterのトレンドに簿記2級がでるぐらい騒ぎになった。 下記のように簿記の先生が怒ってる動画がでてるw

www.youtube.com

東京・横浜の商工会議所のデータでは合格率は13.3%となっているが、全国の合格率は12.7%しかなかった。
3/15に結果がでて、合格したことがわかったときは嬉しかった。
簿記2級の合格率の平均は20%-30%といろいろなWebサイトに書いてあったりするが、 平均が全く役に立たないほど合格率の変動が激しい。
標準偏差を計算したり、合格率の変動を可視化したら、簿記2級の異常さがわかるかと思い、Jupyter Notebookを公開した。
Jupyter Notebookの公開にはGoogle Colabを使用した。
ランタイム -> 全てのセルを実行
で可視化プログラムが動く。
可視化にはplotlyを使用しており、カーソルを表の上におくとその年度の合格人数などの詳細な値が出るようになっている。

https://colab.research.google.com/github/kotaru23/analyze-nisshoboki-class-2/blob/master/analyze-boki-class-2.ipynb

実行できない(したくない)人のために、下記に画像を貼っておく。

f:id:GeoTaru:20190327145431p:plain
151回までの合格率の推移

勉強法

150回の試験も受験していたのだが、その時は過去問と実際に出た問題の難易度が違いすぎて落ちた。過去問を中心に勉強していたのがよくなかった。今回は過去問ではなく、TACの問題集とTACの直前講座の予想問題を解きまくったのがよかったと思う。TACの直前講座は動画で解答解説をしてくれるものだったが、解答解説動画は勉強するのに効率がよくなかったから無視した。ひたすら予想問題を解いて採点し、解答解説書を読み、わからないところは教科書・問題集に戻って理解を深めた。修士論文の発表を終えてから、簿記の勉強を再開したため、簿記の勉強をまともにできたのは2週間しかなかったが、なんとかなった。
本気で簿記を勉強した時間は第150回、第151回対策合わせて150-200時間くらいか。

受験中の戦術

まず、どんな問題が出ているか最初に確認した。
3の内容が苦手な上になんかやばそうな気配がしたので、 4 -> 5 -> 1 -> 2 -> 3の順で解くことにした。4(25分)、5(15分)、1(25分)、2(15分)くらいの時間配分で解いて、3には残りの40分を費やした。ひょっとすると見直しをした方が点数が高かったかもしれないが、試験中に「3を切り捨て他の問題を見直す」という判断はできなかった。

感想

なんとか合格点ピッタリ(70点/100点中)で合格したが、なぜかもやもやする。落ちてたら「ふざけるな、ふざけるな、ばかやろう!なにが資格試験じゃボケー」と叫んでいたところだが、合格したので「ふざけるな、バーロー」ぐらいにしておく。
簿記2級は有名な資格試験だから、いろいろな人が受けているだろう。だから、合格率が低いなら難易度が高いと考えてもおかしくはないと思う。難易度が回によって大きく変わる、運ゲーな資格試験はもう受けたくない。課金しても当たるかどうかわからないなんて、ソシャゲのガチャじゃあるまいし。

駄文失礼しました。